留学生の皆様へ〜日本の大学への進学について〜

大学入学の試験制度について

日本では、下記にような試験制度が実施されています。名称は大学により若干異なります。


◉一般入試
日本の高校生が受験する最も受験者数が多い試験となります。国公立大学の場合は、大学共通テストの受験が必要となります。私立大学は、大学共通テストを受験しない人も出願が可能です。日本の高校生と同じ試験となりますので、日本のカリキュラムの勉強をしていない方は厳しい試験となります。

◉学校推薦型選抜入試
在籍する日本の高校からの推薦が必要な試験となります。外国の学校ご出身の外国籍の方は受験ができません。

◉総合型選抜試験
高校での成績の評価(評定平均)が必要な場合が多いです。評定平均の条件がなければ、外国学校出身の方も出願が可能な場合があります。一般入試と違って大学独自の基準によって試験内容が設定されています。

◉特別入試など
大学が独自に出願の基準を設定しています。高校時代に数学オリンピックなど、国内に留まらず活躍していた方は試験を有利に進めることができる可能性があります。

◉私費留学生入試/外国学校卒業者入試(外国籍の方対象)
外国からの留学生の方は主にこの試験を目指していただくことになります。上位大学では、EJUスコアに加えて、小論文や日本語試験、面接が実施されます。筆記試験は日本語を読んで日本語で解答が必要な場合が多く、JLPT N1を超える日本語学力の養成が必要です。
大学によっては、帰国生入試(日本国籍で海外の高校出身の方)と同じ枠で外国籍の方の試験を実施しているケースもあります。その場合は、日本人で海外の学校出身の方がライバルとなります。

大学2、3年次への編入学について

大学によっては、編入学試験や学士入試を実施している大学があります。最近は編入学試験や学士編入においても外国籍の方の出願が増えています。日本の大学に進学した後に、別の大学や学部に転校したい方は、ご検討ください。外国の大学出身の方の場合は、出願前に大学に問い合わせが必要です。

◉一般編入試験、転入試験
大学に在学中の方で、他の学部に移りたい方、他の大学に移りたい方が対象となります。外国の大学からの編入を受け入れている大学もございます。編入試験の場合は、大学をすでに退学している方も対象になりますが、転入試験は現時点でいずれかの大学に在籍していることが条件になっていますので退学している場合は出願できないことがあります。

◉学士編入試験、学士特別入試
学士=大学卒業しているもしくは学位授与機構で学士を授与された方 が対象となります。卒業見込みでも出願できますので、4年制大学の4年生の時に出願が可能です。(合格後必ず現在の大学を卒業することが必要です。)

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