歯学部進級補習授業報告(講義記録より)②

〈歯学部進級対策 講義記録より〉CBT対策

口腔組織学(発生学)

顎顔面領域の解剖学から発生組織学まで、歯科CBTに出題される項目をCBT問題集および参考書を参照しながら解説した。この領域の学習事項は、教わってはいるが、臨床系講義や外来でほとんど遭遇しない。そのため座学以外に復習しないため、CBTに出題されると対応できないと思われます。今回復習して学力は上がったと思うが、これは一過性で復習を定期的にすることが重要です。CBTでは全ての領域が押し並べて均等に出題されますので、興味があるないに関わらず、広く浅く均等に勉強することが重要です。


〈歯学部進級対策 講義記録より〉学内試験対策

口腔外科学 顎関節症の病態と治療

顎関節症の病態から分類、その詳細、キーポイントとなる症状・診断、治療について解説した。
顎関節症は、顎関節の異常のみならず、咀嚼筋の痛みや関節円板の動態により引き起こされ、複雑です。まずは顎関節の分類をしっかり暗記して、症状を区別しましょう。また片側の顎関節症も多々あります。この場合、患側移動がキーとなります。問題を解いて出題傾向を覚えましょう。


 〈歯学部進級対策 講義記録よりCBT対策

血液に関する領域

希望により、本日の授業は「血液」に関するまとめ解説を行った。まず第一に菌血症・敗血症・DICの流れと相互関係について解説し、第二に血小板による止血反応とその異常について解説し、最後に血液凝固因子についての解説を行った。まず全体の流れを重視して敗血症の発症について解説し、血管透過性亢進により血管内血液が不足してショックを起こすまでを述べた。また血小板では量的異常と質的異常についてを、凝固因子では血友病の遺伝要素の確認と内因性・外因性・ビタミンK依存性などの分類について解説を行った。血液関係の一連の勉強は終えているが、頻繁に出題される領域でないため、忘れがちである。簡単に思い出せるようにダイジェストで解説を行いました。これだけを覚えるのではなく、自分で学習事項を派生させながら広げていってください。

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