清光での歯学部CBT対策

清光での歯学部CBT対策
  • 個別講義にて対策を実施
  • 受講生の苦手分野や、出題割合の多い領域を優先して実施し、得点率を高める対策

わからない部分を後回しにせず、着実に理解を進めて合格を目指します。

最近の傾向

CBTの成績≒国家試験の成績 と考える大学が多い。

  • 年々CBTの合格基準が高くなっている。

  • CBTが原因で留年、退学となる学生が増えています。

範囲は広いため、早めの対策開始が重要です。

対策例

下記3領域で全体の83.3%を占めます。

CBT対策例

理解することで知識が定着しやすくなります。

「E 臨床歯学」ではレントゲンやCTなどの画像問題も多く出題されますので、画像の見方、解析方法についても指導を行っております。

歯科CBT試験について

歯科CBT試験概要

実施時期 4年生後期に実施(一部5年生で実施の大学もあり)
実施日程 概ね1月~2月(大学により異なる)
試験形式 パソコンを使用し、画面に表示された問題(選択式)に解答する形式
合格基準 65%~75%程度(大学により異なる)

歯科CBTとは

CBTとは「Computer-Based Testing」の略で、各大学独自の試験ではなく、全国共通の試験となります。ほとんどの歯学部において、4年生後期に実施され、5年生への進級要件になっています。
※5年生でCBTを実施している大学もあります(岡山大学など)。

  • 知識・問題解決能力の評価試験=CBT
  • 態度・診察技能の評価試験=OSCE
  • が実施されます。

試験形式

パソコンを使用し、画面に表示された問題(選択式)に解答する形式
問題はランダムに表示されるため、受験生によって解答する問題が異なりますが、難易度が同じになるように調整されています。

合格基準

大学により合格基準が異なり、65%~75%程度の幅があります。
240問/320問中 が採点対象。
80問は新規に作成された試行問題のため採点対象外。(見分けることはできませんので、全問とも全力で取り組む必要があります。)

歯科CBT出題範囲

『歯学教育モデル・コア・カリキュラム』に準拠

A 歯科医師として求められる基本的な資質・能力
  • A-1 プロフェッショナリズム
  • A-2 医学知識と問題対応能力
  • A-3 診療技能と患者ケア
  • A-4 コミュニケ-ション能力
  • A-5 チ-ム医療の実践
  • A-6 医療の質と安全管理
  • A-7 社会における医療の実践
  • A-8 科学的探究
  • A-9 生涯にわたって共に学ぶ姿勢
B 社会と歯学
  • B-1 健康の概念
  • B-2 健康と社会、環境
  • B-3 予防と健康管理
  • B-4 疫学・保健医療統計
C 生命科学
  • C-1 基礎自然科学
  • C-2 生命の分子的基盤
  • C-3 人体の構造と機能
  • C-4 感染と免疫
  • C-5 病因と病態
  • C-6 生体と薬物
D 歯科医療機器(歯科材料・器械・器具)
  • D-1 歯科医療機器(歯科材料・器械・器具)の特性と用途
  • D-2 歯科材料の種類、用途、成分・組成、特性、操作方法
E 臨床歯学
  • E-1 診療の基本
  • E-2 口腔・顎顔面領域の常態と疾患
  • E-3 歯と歯周組織の常態と疾患
  • E-4 矯正歯科・小児歯科治療
  • E-5 高齢者、障害者、精神・心身医学的疾患
  • E-6 医師と連携するために必要な医学的知識

試験の問題形式と試験時間

試験は6つのブロックに分けられ、1から順に1日で実施されます。

問題形式 問題数 所要時間 解答済の見直し
ブロック1〜4 単純5肢択一形式 各ブロック60問 各60分
ブロック5 多選択肢2連問形式 10セット20問 60分 不可
順次解答2連問 10セット20問
ブロック6 順次解答4連問 10セット40問 60分 不可
計 320問

歯科CBT試験出題割合(2021年度実施分より改訂)

歯科CBT試験出題割合(2021年度実施分より改訂)
コア・カリキュラムの項目 出題割合 出題順位
A+B 基礎事項 16.7% 2位
C 生命科学 37.5% 1位
D 歯科医療機器 8.3% 3位
E 臨床歯学 37.5% 1位

傾向分析について

2021年度実施分より「E 臨床歯学」の出題割合が減少し、「C 生命科学」の出題割合が大幅に増加。

傾向分析について

この2つの領域の成績次第で合否が決まると言っても過言ではありません。

各項目の勉強方法について

「C 生命科学」と「D 歯科医療機器」を学習してから「E 臨床歯学」に移行するというのが理想です。

各項目の勉強方法について
A歯科医師として求められる基本的な資質・能力

生命倫理やコミュニケーション能力、チーム医療、リスクマネージメントなど医療従事者としての常識を扱います。

対策のポイント!

暗記が中心となります。

B社会と歯学

法規、制度、疫学などの衛生学に関連する内容が中心となります。

  • 法規、制度:暗記が中心
  • 疫学:様々は統計手法が登場し、各手法の特徴や違いを理解する必要があります。

対策のポイント!

意味を理解すれば自ずと計算式に辿り着けます。
計算式の丸暗記は余計に混乱するのでお勧めしません。
理解をすることで暗記もスムーズになり、定着が早くなります。

C生命科学こちらを優先!
  • 体の仕組みに関する科目
  • 臨床領域の内容を理解するための土台:臨床領域をスムーズに理解するためにも生命科学の理解は欠かせません。

対策のポイント!

生命現象には「原因」と「結果」があり、それらを論理的に紐づけることができます。この論理展開を理解すると、様々な応用が可能となり、病態や薬理、麻酔など様々な分野が理解しやすくなります。

D歯科医療機器優先!
  • 臨床で用いる材料や器具のそれぞれの特性を把握
    器具については画像問題も出題されますので、形状の特徴を見て判断できるようにしておかなければなりません。
  • 材料関連分野:化学(熱、無機化学、有機化学など)や物理(力学、熱など)の知識が必要

対策のポイント!

器具については画像問題も出題されますので、形状の特徴を見て判断できるようにしておかなければなりません。
材料関連分野に必要な化学や物理の知識の確認が必要です。

E臨床歯学 C、Dから繋げる
  • 臨床分野は範囲が広く、様々な領域(科目)で構成

対策のポイント!

各領域それぞれの理解はもちろん、相互の関係性も把握しながら対策を進めます。
レントゲンやCTなどの画像問題も多く出題されるため、文字情報の知識だけでなく、多くの画像に触れて見方を修得しておくことも必要です。

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