意外なCBTの利用法

 ここではこのCBT受験後の運用について極めて重要な情報を提供する。
このCBTの成績は5年進級への判断材料となろうことは周知の通りであるが、さらには病院側が研究医採用の優先順位を決めるためにも用いるといった意向も見逃せない事実である。(国試ではなくCBTの成績を使うということである。)つまりマッチングシステムに関わってくるということだ。
 マッチングは6年の夏休み前に研修先の病院から学生希望順位を提出するため国試成績は当然使えない。つまりこの段階において、最も公正かつ客観的な判断材料としてはCBTしか存在しえないということである。ただし、全ての研修先において該当する話ではないかもしれないが、如何せん人気のある病院では受け入れ側にとっても已むを得ないことはよく理解できる。